タイの製パンメーカー

製品の損傷を大幅に減らし、予期せぬ稼動停止時間を排除することで、イントラロックスがタイのパン製造業者のバンズパン冷却工程を最適化


イントラロックス サイド ドライブ コンベヤのバンズが特徴のベーカリー施設

お客様の目的

卸売、小売、ファーストフード、ケータリング向けにパン商品を製造販売しているタイの大手製パンメーカーのレーストラック型のコンベアで問題が発生していました。パンの冷却に使用されていた問題のあるコンベアでは、常にベルトの破損が発生していました。そのため、問題を発見し、プラントで頻繁に発生する予定外の稼動停止時間を軽減するために、厳格なメンテナンスと監視手順が必要になりました。

またこの旧式のコンベアには、システムを駆動するために18個のモーターや、タイミングベルトの張力を保つための複数のローラーが必要で、これらはすべてエネルギーコストのかさむものでした。それに加え、この搬入と冷却のシステムには乗継ぎ点が6ヵ所も存在し、製品の損傷や損失をさらに増やしていました。President Bakery社が求めていたのは、こうしたすべての問題を長期的に解消してくれる、包括的なバンズパンの冷却のソリューションでした。

イントラロックスによるソリューション

この製パンメーカーはこれまではずっと日本やヨーロッパの企業からスパイラルの装置を購入してきました。しかし今回は現地でのサポートやサービスが迅速に受けられることへの期待からイントラロックスに相談を持ちかけました。入念な、そして個別の事情を熟慮した話し合いの末、この製パンメーカーの長い搬入コンベアはIntraloxサイドドライブコンベアに、そしてレーストラック型のコンベアはイントラロックスのダイレクトドライブ™システムのスパイラルに置き換えることに決定しました。

このソリューションにより、ラインに沿って複数のモーターを設置する必要がなくなり、タイミングベルト駆動のシステムは確実駆動 (スプロケット駆動) へとアップグレードされ、製品の損傷、ベルトの破損、稼動停止時間の発生をなくし、冷却時間も短縮されました。導入は予定よりも大幅に早い、1ヵ月 以内に完了しました。

結果

イントラロックスが導入したシステムによって、この製パンメーカーが抱えていたすべての問題が解消されました。このシステムの導入以降、ベルトの破損、ラインの停止、予期せぬ稼動停止時間が発生することはなく、厳格なメンテナンスの手順から解放されました。冷却時間を15%削減できたことで生産の処理能力が向上し、製品の損傷は20%から1%へと減少しました。