大手卸売製パンメーカーがS2900曲線トップベルトで製品搬送を最適化

お客様の目的

ベルギー、ムスクロンのとある大手卸売製パンメーカーは、クロワッサン生産ラインの効率を上げたいと考えていました。廃棄を最小限にするため、スパイラルプルーファーや冷凍庫搬出口などの重要なポイントで、クロワッサンの乗継ぎの改善を希望していました。加えて市場で口当たりの軽いクロワッサンへの需要があったことから、デリケートな生地をスムーズに搬送する必要性を感じていました。

イントラロックスによるソリューション

以前に導入したダイレクトドライブ™技術の成功から、イントラロックスは、既存のダブルスパイラルプルーファーとスパイラルフリーザーに、新しい2900シリーズ・曲線トップベルトを組み合わせることにしました。曲線形状のベルト表面で波打ち現象が起こらなくなることで、ベルトとスクレイパーの隙間をより狭く、均一にすることが可能となります。今回の場合では、1 mm から 3.1 mm と幅のあった隙間を、均一に 1 mm にすることができました。このため貼り付きやすい生の生地をスムーズに搬送できるようになり、損傷と廃棄のリスクが減少しました。

結果 

期待通り、S2900曲線トップベルトでダイレクトドライブ技術の利点すべてを維持したまま、性能が大幅に向上しました。プルーファーの後ろにピッチの狭いベルトを置いたことで、プロセスが最適化され、搬送中のクロワッサンの転落や、貼り付きを防ぐことができました。目標としていた効率と品質を達成したことで、この製パンメーカーでは、今回のソリューションが操業にもたらす安定性と、イントラロックスの包括的なサービスの提供が実現する迅速なサポート体制を認識することとなりました。