Orlando Baking Company

オーランドベーキング社、ダイレクトドライブシステムを取付け、スパイラルの悩みは消滅


ダイレクトドライブシステムにはとても満足しています。もうスパイラルに手がかからなくなりました。それに、イントラロックスのサービスには非の打ちどころがありません。イントラロックスのスパイラル最適化プログラムを選んだことは、当社にとって間違いなく正しい判断でした。

背景

150年以上も前にイタリアのカステル・ディ・サングロで創業したオーランドベーキングカンパニー(Orlando Baking Company)は、オハイオ州クリーブランドで一連の工場を営むようになって100年以上になります。オーランドベーキング社は、ヨーロッパ系のパン、ローフ、ロール、バンズなどオーダーメイドのパン・洋菓子類、冷凍パン製品を製造しています。それらの製品は、オハイオおよび近隣州一帯のマーケットや食品雑貨店で販売されています。

課題

オーランドベーキング人気商品のトップに数えられる冷凍製品、テキサストーストは、バター味の厚切り白パントーストです。この製品の冷凍には、低テンションのスパイラルが使われていました。トーストから出た油脂は、スパイラルのドラムとベルトの間の摩擦に影響を及ぼし、その結果、スパイラルベルトではスリップ、サージング、「跳ね上がり」など様々な問題が発生していました。 

トーストはスパイラルを通過するときに斜めになったり位置がずれたりすることがよくあり、搬送品の向き揃えも課題のひとつでした。スパイラル搬出部には、トーストの角度や位置を正す係の従業員が2名配備されていましたが、それでも、製品ロスは常に懸念材料でした。

ソリューション

絶え間ないスパイラルのトラブルに嫌気がさしたオーランドベーキング社は、その冷凍装置の課題へのソリューションをイントラロックスに求めました。解決策となったのは、イントラロックスのスパイラル最適化プログラムの一環であるダイレクトドライブシステムでした。 

ダイレクトドライブシステムは、確実駆動を活用しベルトエッジとドラムを直接噛み合わせるので、バターや油脂が存在しても過駆動を解消できます。これによって、スリップも、ドラムとベルト間の摩擦もゼロのスパイラル運転が可能になります。ダイレクトドライブシステムを取り付けた工場は、搬送品の向き揃えと耐荷重を向上させることができ、同時に、洗浄コスト低減とスパイラル制御単純化を実現できます。イントラロックスのスパイラル最適化プログラムは、比類のないカスタマーサービス、テクニカルサポート、スパイラル専門知識を提供することによって、操業をさらに向上させます。

結果

2012年4月にダイレクトドライブシステムを取り付けて以来、オーランドベーキング社では、スパイラルのトラブルが解消され、また、操業上大きなメリットがもたらされました。スパイラル搬出部に2名の従業員を配備しなくてもよくなり、ベルト張力は大幅に低減しました。設置以来、工場で生産停止はまったく発生していません。

オーランドベーキング社は、イントラロックスのスパイラル最適化プログラムを通して受けたサービスとサポートにもたいへん満足しています。「イントラロックスのサービスは第一級です。」と、事業部長のジョン・オーランド氏は言います。現在同社は、クリーブランド工場内の別のスパイラルフリーザーへのダイレクトドライブシステム導入を検討しているところです。