Michelin と Giordano

イントラロックスとGiordano, Michelinの環境負荷低減と操業コスト削減に貢献


ミシュランの無人搬送車

お客様の目的

Michelinのイタリア工場ではタイヤラックをロボットパレタイザーから物流倉庫まで運搬し、そこで顧客への製品配送を行っています。Michelinはその能力を増強し、ガス排出を削減したいと考えていました。タイヤラックはライン1本につき4台のフォークリフトでトラックへ移し載せ、1.86マイル(3km)離れた倉庫まで運ぶ必要がありました。この方式は、安全面の懸念をもたらし、燃料とオペレーターのコストを上昇させ、工場の二酸化炭素排出量を増加させていました。

イントラロックスの実施策

Michelinの技術チームは取引OEMのGiordanoと連携し、ガス排出削減、能力増強、フォークリフト運転要員数削減のための2段階ソリューションを策定しました。まず、Michelinは運搬トラックを電動の無人搬送車(AGV)に置き換えました。そのAGVシステムは、ナビゲーションシステム、ソフトウェア管理、1.86マイル(3km)の通路、接続ゲート新設のための既存建物改造、自動搬入・搬出ステーションを含むものでした。

次に、Giordanoは、AGV搬入・搬出エリアにはイントラロックス4500シリーズ・フラッシュグリッドベルトを使うようMichelinに推奨しました。頑丈で不具合の少ないそのソリューションは、4500シリーズ・フラッシュグリッドベルトで搬入エリアから運搬用AGVへとタイヤラックをスムーズに乗り継がせることができ、アクセスしにくい場所での問題発生を防ぎます。

4500シリーズ・フラッシュグリッドベルトは軽量なので、A G V の走行可能範囲は大きくなります。また、耐久性に優れたモジュール構成なので、ベルトの保守と交換が簡単です。4500シリー ズ・フラッシュグリッドベルトは工場の他のいたるところに利用されており、M i c h e l i n のオペレーターには馴染み深いものでした。

結果

そのMichelin工場でAGVが稼働を始めてから2年近くになりますが、問題は一度も発生していません。イントラロックスとGiordanoの力を借りて、Michelinはオペレーターコストを75%減少させ、燃料消費をなくし、二酸化炭素排出量を削減することができました。イントラロックスのソリューションは、搬入コンベアからAGVへのタイヤラック乗継ぎの自動化に役立ち、ラインあたりのフォークリフト運転要員数を4人から1人へと減少させ、能力の増強と安全懸念の低減をもたらしました。

ミシュランのYouTubeチャンネルでこのベルトの取付の実際をご覧ください(イタリア語の動画:字幕翻訳オプションは、YouTubeの「字幕/ CC」設定から日本語を選択してご利用できます)