タイヤおよびホイールエリアのアップグレードで走り続けるDaimler Trucks
導入事例Daimler Trucks
製品
モジュールプラスチックベルト
産業
自動車
お客様の目的
Daimler Trucks社は、メキシコのコアウイラ州サルティヨにあるダイム ラーのトラック、フレイトライナーの生産工場で、タイヤおよびホイ ール配給エリアを近代化したいと考えていました。それまで、タイヤ はまず受入エリアの棚に保管され、そこからフォークリフトでラインま で運ばれていました。この手作業プロセスは非効率的で労働集約 的でした。タイヤは直径が最大52インチ(132.1cm)、1本の重量が 最大400ポンド(181.4 kg)にもなるので、作業安全と人間工学の面 で大きな憂慮がありました。タイヤ1本あたり4.1分という工場の目 標タクトタイムを達成するには、作業員とフォークリフトが激しく往来 しなくてはなりませんでした。
イントラロックスの実施策
そのエリアの作業を合理化するには、Daimler社は交通量と手作業 を低減しなければならず、同時に、タクトタイムの維持と将来成長 の準備も必要でした。装置メーカー、Norte Integración社の協力を 得て、工場幹部は総合的なソリューションを採用することに決めまし た。そのソリューションは、次のような数種類のイントラロックスベルト を使用するものでした。
- 受入および脱荷用途に4500シリーズ・フラットトップベルト
- アキュムレーションおよび段ばらし用途に400シリーズRoller TopTMベルト
- 直角乗継ぎ、およびタイヤ回転用途に4400シリーズTransverse Roller TopTMベルト
そのイントラロックスソリューションは、従来のローラーコンベアシステ ムよりも所有コストが低く、信頼性が高く、平均修理時間を短くする ものでした。Daimler社は以前、工場の別の部分にイントラロックスベ ルトを取り付けたことがあり、イントラロックスの製品、サービス、サポ ートには好印象を持っていました。
結果
「この大プロジェクトは期 待以上の結果をもたらしてくれました。」 と、Daimler Trucks社のマニュファクチャリングエンジニア、Williams Macias氏は語ります。システムは2017年12月に設置されました。そ れから2年間、生産停止もメンテナンスも発生しないまま、サルティ ヨ工場は目標タクトタイムを達成し続けています。
「イントラロックスとNorte社が提案してくれたタイヤおよびホイール配給ラインの最新ソリューションのおかげで、フォークリフトの往来がなくなって工場はずっと安全になり、将来のタクトタイム短縮にも対応できるようになりました。この大プロジェクトは期待以上の結果をもたらしてくれました 。」
Williams Macias氏
Daimler Trucks マニュファクチャリング エンジニア
新ソリューションのおかげでDaimler社は4人分の手作業職を低減 させ、年間人件費を$120,000節約しました。継続的にかかっていた 棚のメンテナンスコストがなくなり、工場はさらに年間$4000を節約 できました。また、フォークリフト交通量と肉体的負担が最小限とな ったので、工場は、作業安全と人間工学性を向上させ、将来予想さ れる成長のためにそのエリアを準備することもできました。
ベルトだけではありません
スムーズな始動と継続的メンテナンスの最小化を確保する ため、イントラロックスはDaimler、Norte両社と緊密に連携し ました。イントラロックスは次のようなサポートも行いました。
- サルティヨ工場の状況を把握するため、何度も実際に現場を訪問
- ラインレイアウトの最適化についてNorte社に相談
- コンベア設計と関連事項のトレーニング
- Daimler社スタッフ向けメンテナンストレーニング
- 現場で取付け監督、取付け後点検、フォローアップ