Bell & Evans社

受賞実績を持つBell & Evans社の鶏肉工場がイントラロックスのボックス搬送システムで業界トップの稼働率を達成


ARB転送ユニットのコンベア間を移動する、青いプラスチックが付いた、上部が空いた白い箱。箱には「100%エアチルドチキン」と印刷されています。

プロセス全体はシームレスに行われました。システムは予定通りに到着し、すべて完璧に収まりました。 イントラロックスの搬送システムは、新しい工場の操業開始1週目に83%、2週目に95%、以降98%以上の稼働率の達成に大きく貢献してくれました。当社の賞を受賞した鶏肉加工施設の成功も、大いにイントラトックスとのパートナーシップのおかげです。

Mike Bracrella氏
Bell & Evans社、最高執行責任者

お客様の目的

北米の有名鶏肉加工業者、Bell & Evans社は、ペンシルバニア州で最先端の鶏肉加工施設の設計を進めていました。OEM CHL Systems社と共同ですべての加工区域の設計を行っていましたが、課題が1つ残っていました。空のボックス搬送システムのレイアウトについてです。このアプリケーションでは、大きな気温変動に対応し、日常的な湿式洗浄に耐え、空のボックスを正確な時間に正確な量、正確なペースで高所にある30以上の梱包ステーションに確実に搬送する必要がありました。Bell & Evans社は、設備中をボックスの搬送でかけまわる不要な人的作業で時間や製品にロスが生じてしまわないよう、システム全体を自動化したいと考えていました。

イントラロックスによるソリューション

ボックス搬送プロジェクトで以前イントラロックスと仕事をした経験から、CHL社が基本設計を書き上げてすぐに話しを持ちかけてきました。信頼できるパートナーとの数か月にわたる作業で、私たちは以前より大きくても効率よく稼働できるシステムを見つけ出しました。イントラロックスは、ボックスが様々な速度でアプリケーション内を動くシステム全体の様子をアニメーションにして、どんなふうに動くのかをBell & Evans社のチームに説明してくれました。

Bell & Evans社はその提案内容に賛同し、イントラロックスアクティブ・インティグレイティッド・モーション(AIM) の設備、デュアルスタック・アングルローラーベルト(DARB)の仕分けと振分け、 およびアクティベイテッド・ローラーベルト(ARB)受動乗継ぎを導入しました。 同システムのAIM技術は、方向転換アームやプッシャーに依存していた従来のボックス方向転換システムと比べ、施設全体のボックス納入ポイントに、より信頼性が高く、耐久性があり、柔軟なソリューションを提供しています。これにより必要な時に必要な場所へ配置される、確実なボックス搬送が実現しています。イントラロックスのシステムは、効率にも優れ、Bell & Evans社の 411,500平方フィート(38,230平方メートル)の工場で、箱やクレートをどの梱包ステーションにも2分以内に搬送して、当初のレイアウトよりも格段に速いパフォーマンスを発揮しています。

イントラロックスがBell & Evansの工場のラインレイアウトの最適化を支援した方法を見る (動画)

結果

イントラロックスのソリューションを実装したことで、新工場の立ち上げはこの上なくスムーズに進み、操業を開始した最初の週には83%の稼働率を達成し、以後2年間、98%を超える稼働率で動いています。また、空のボックス搬送システムで、Bell & Evans社は、フルタイム勤務(FTE)の10人の職員の配置転換と、洗浄に関連した水による損害が原因の製品廃棄の解消も実現しました。この革新的な設計と業界トップクラスの設備を導入したBell & Evans社の新施設は、Food Engineering誌の2022年度最優秀工場賞を受賞しました。