Schmidt Groupe

Schmidt Groupeの事例箱詰めされた家具の取り扱いを改善


お客様の目的

Schmidt Groupeはフランスの大手台所用家具メーカーです。1934 年の設立で、正式名称はGroupe SALMまたはSociété Alsacienne de Meuble(Alsatian Furniture Group)です。リエプヴルにある本社 で、様々な製品を製造し、出荷しています。Wardrobes and Specific Furniture部門ではかつて、一日におよそ350件の注文を受け、順調に 業績を伸ばし、一日450件までに成長しました。

この急速な成長により、課題が発生しました。この工場ではこれまで、 一連のローラーコンベアとポップアップチェーンダイバートを使い、箱詰 めされた家具を搬送および取り扱っていました。この装置では、需要の 増加に対応不可能でした。高価で多大なメンテナンスが必要な上、挟まりやすい箇所と可動する部品がシステム内に数多く存在した為、同社の安全基準を満たしていませんでした。

イントラロックスによるソリューション

工場の担当者は、直角乗継ぎを使用して2つの異なったラインから合流可能な、信頼性の高いプロセスフローソリューションを探していました。また、処理量を増やして、40秒のサイクルタイムを達成したいと考 えていました。イントラロックスの担当者は、Intralox Activated Roller Belt(ARB)テクノロジーを使用したソリューションを提案しまし た。ARBは特許取得済みの搬送ソリューションで、モジュールプラスティ ックベルトの利点を、複雑な梱包処理プロセスにもたらすテクノロジーで す。搬送を自動化することで、コストが削減され、複雑さが解消されて、 大幅な改善が可能となります。

Schmidt Groupeに対して提案したソリューションは、イントラロックスシ リーズ4500ベルトと、イントラロックスDual-Stacked Angled Rollerベ ルト(DARB)受動コンベア* 3つで構成されています。イントラロックス のソリューションは、他のソリューション(例:ポップアップチェーンシステ ム)に比べ、安価で場所をとらず、保守の手間がほとんどかからず、サイクルタイムが向上されます。さらに、ARBコンベアの表面はフラットなので、競合企業の製品よりも安全です。イントラロックスの担当者とエン ジニアは、工場の担当者と密接に連携し、家具が入った背の高い箱をARBコンベアでスムーズに運搬できるようにしました。

結果

2016年の8月にイントラロックスARBソリューションを導入して以来、大き な成果を上げています。製品の昇降におけるサイクルタイムは、工場の 当初目標より5秒(13%)速い35秒になりました。サイクルタイムの向上 により、工場の処理能力がレベルアップし、生産目標を上回るまでにな りました。このテクノロジーの高い信頼性、低コスト、省スペース、高い安 全性が実証されました。

Schmidt Groupeは、リエプヴル工場と同様の問題が多くの他工場でも 発生していた為、この用途を使用する全ての工場にて、ARBソリューショ ンに入れ替える計画です。

*DARBコンベアは、ARB装置ラインの一部。