Omnibus BB Transportes S.A.社

Omnibus BB Transportes社、イントラロックスVehicleVeyorで時間とコストを節約


車両下部検査ラインにイントラロックスの10000シリーズベルトを実装したら、金属製スラットのときよりもライン生産性とメンテナンスの手順が改善されました。

Pedro León氏
Omnibus BB Transportes S.A.エンジニアリングマネージャー

お客様の目的

エクアドルのキトにあるOmnibus BB Transportes S.A.の工場は、生産性向上とともにコスト低減、メンテナンス簡素化、より簡単な取付け、生産停止リスク低下をもたらす新しい車両下部検査ラインを導入したいと考えていました。工場の組み立て工程にある他のラインでは鋼製スラットチェーンが使われていましたが、それは取付け、修理、メンテナンスに高いコストがかかるものでした。ベルトは、セダンや小型SUVからピックアップトラックにいたるまで様々な自動車の重量に耐えられるものである必要がありました。

イントラロックスの実施策

Omnibus BB Transportes社は、サポートに秀でているという理由でイントラロックスの協力を得ることにし、10000シリーズ・フラットトップベルトのVehicleVeyorを取り付けることに決めました。イントラロックスは、取付けが終わるまでずっと、コンベアメーカーそしてキト工場のエンジニアと緊密な連携を続けました。コンベア設計の確認ができるようスペイン語でプロジェクト計画のウェブキャストを行い、さらには、イントラロックスのエンジニアが工場に出向いてトラブルシューティングや設計修正の助言にあたりました。イントラロックスはプロジェクトの全過程で、Omnibus BB Transportes社とインテグレーターにきめ細かいVehicleVeyor設計ガイド、サービス、テクニカルサポートを提供しました。自動車専門家とエンジニアは、取付け後のトラブルシューティングと設計修正の助言のために、また、伸びや摩耗を観察するために工場を訪問しました。

そのVehicleVeyorは、単列の10000シリーズ・フラットトップベルトと車輪止めを装備したものでした。
厚さ1.4インチ(35.6 mm)で耐衝撃性、耐摩耗性を持つ10000シリーズ・フラットトップベルトは、ベルト強度が強化されています。それはつまり、より大きな集中荷重を搬送するコンベアで利用できるということなので、 Omnibus BB Transportes社の扱う車種に最適なのです。10000シリーズ・インサートナットでボルト固定された10000シリーズ車輪止めは、車両をベルト上に配置し、タイヤに枠をはめ、搬送中に動いてしまうのを防ぐよう設計されています。

結果

イントラロックスのスプロケットはサイズが小さいおかげで、VehicleVeyor用のくぼみは駆動側でわずか30インチ(760 mm)と、鋼製スラットチェーンで求められていたよりずっと短くなりました。この装置の取付けはシンプルなので、Omnibus BB Transportes社は、工事コストを半減させ、将来のレイアウト変更にもより柔軟に対応できるようになりました。浅いくぼみは管理がずっと楽になります。作業員が容易にベルトにアクセスできるようになり、チェックポイントと検査の作業が改善されたと、Omnibus BB Transportes社エンジニアリングマネージャーのPedro León氏は言います。

「車両下部検査ラインにイントラロックスの10000シリーズベルトを実装したら、金属製スラットのときよりもライン生産性とメンテナンスの手順が改善されました。」と続けるLeón氏。 この工場は、別の用途もイントラロックスを使って改良していく予定です。

Omnibus BB Transportes S.A.はゼネラルモーターズの子会社です。