Washington Fruit Co.とRH Brown

DARBソーター、目標生産量と生産物の無傷を確保


DARB仕分けコンベアとローラーコンベアで搬送される、リンゴが入った白い箱

DARBソーターではボックス間隔を縮小できるので、高速化したベルトでより多くのボックスを送ることができます。すばらしいシステムです。

Mikey Hanks氏
Washington Fruitシステムオペレーター

お客様の目的

ワシントンフルーツ社(Washington Fruit Company)は、高品質の生産物を世界中の顧客に向けて栽培、梱包、出荷しています。5年以上も前、この会社が新しいリンゴ加工施設を建設したとき、その搬送装置の設計とレイアウトを依頼した先は、R.H.ブラウン社(R.H. Brown Co.)というシアトルを拠点とし100年以上の業界経験を持つマテリアルハンドリングインテグレーターでした。

最近、両社は再び手を結び、ワシントン州ヤキマにおいて大量の果物配送をになう新施設の設立に取り組むことになりました。このプロジェクトは、あまりなじみのない課題を抱えていました。リンゴは、1箱の重量が約40ポンド(18.1 kg)ある22インチx16インチx14インチ(55.9 cm x 40.6 cm x 35.6 cm)のカートンに梱包することになります。

これを首尾よく行うには、ワシントンフルーツ社の目標生産量を達成でき、生産物を無傷に保ち、カートンの仕分けとパレット積付けを自動化するソリューションが必要であると、R.H.ブラウン社は認識しました。プロジェクトの期限がきついので、設計と取付けは遅延なくスムーズに進めなくてはなりません。

イントラロックスの実施策

別の施設でイントラロックス 4500シリーズDARBソーターがうまく利用されているのを見たワシントンフルーツ社は、新施設用にそれを提供して欲しいという希望をR.H.ブラウン社に伝えました。インテグレーターはイントラロックスの支援を受け、DARBソーターを使ったレイアウトを設計しました。このソーターは、さまざまな搬送品を直角方向へと優しく正確に仕分け、シーケンスを実行するイントラロックスの自動Activated Roller Belt(ARB)ソリューションです。DARBソリューションを中核とするシステムを構築したR.H.ブラウン社は、プロジェクト参入を勝ち取ることができました。

定められた設置面積内で望みの処理速度でカートンを処理することができ、しかも、プロジェクトの予算範囲内に収まる4500シリーズDARBソーターは、このシステムに理想的なものでした。そのDARBソリューションは、レールや確認フォトセンサを使わずに、すべてソーターの片側にある20の仕分け先へカートンを送り、そこからロボットによるパレット積付けレーン5本へ搬入します。DARBソーターは駆動装置が1つだけあればよい(ダイバートの数に関係なく)ので、フィールド配線の量が大幅に少なくなり、それがプロジェクトの総コスト低下につながります。

結果

新しいシステムによって、工場は毎分最高50カートンという速度で、1日平均4,500万個のリンゴを処理することができるようになりました。ワシントンフルーツ社は、DARBソリューションによって目標処理速度を達成し、さらには、総生産量も増大させ、付加事業の運営もできるようになりました。確実に優しく搬送品を扱う自動ソーターは、リンゴを無傷に保ち、同時に大容量の自動仕分けとパレット積付けを可能にします。

「DARBソーターでは箱の間隔を縮小できるので、高速化したベルトでより多くの箱を送ることができます。」と、ワシントンフルーツ社オペレーションズマネージャーのMikey Hanks氏は言います。「すばらしいシステムです。」と。

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