Van der Lee Seafish

Van der Lee Seafish、イントラロックスのDirectDriveスタッカーを採用し、生産拡大目標を達成


DirectDriveスタッカー | Van der Lee Seafish

設置に使える面積が小さかったためスタッキングソリューションが必要なことはわかっていたので、金属製のスタッキングベルトを検討していました。そのシステムはメンテナンスと洗浄の問題があることに気づいた後、イントラロックスが申し分のないソリューションだと判断しました。

Willem Van der Lee氏
Van der Lee Seafishオーナー

お客様の目的

ヨーロッパ屈指の魚サプライヤーで250品目以上を扱っているVan der Lee Seafishは、将来の需要と生産拡大に備え、工場の生産を倍増さ せ、2台目のスパイラルフリーザーを導入したいと考えていました。使 用されていたスパイラルフリーザーキャビネットは設置から20年が経 過し、防振もほとんど施されておらず、日常的に破損が発生していま した。そのため、フリーザーは能力の50%で稼働され、週末に余計な予 防保守が増え、新しい金属ベルトのコストがかかっていました。また、当 初のスパイラルフリーザーの金属製ベルトは全面的なメンテナンスが 必要でした。

イントラロックスの実施策

Van der Lee Seafishは、イントラロックスと20年以上の提携関係にあ り、工程に新技術を導入することが市場優位を維持する道であると信 じています。Van der Leeは、イントラロックスのライセンシーOEMであ るICSと連携し、金属製ベルトのスパイラルではなくイントラロックスの DirectDriveスタッカーを採用することを決めました。決断は簡単でし た。金属製ベルトの冷凍ソリューションはメンテナンスコストがより高い うえに、サイズの特別注文が難しく既存スペースに収めることができな かったからです。さらに、DirectDriveスタッカー技術では水平方向のエ アフローを用いるので、下方階層の冷凍性を犠牲にすることなくスパイ ラル全体への積載が可能です。つまり、全階層でより高い冷凍能力を 得ることができ、ベルト表面を最大活用できるのです。

イントラロックスはスタッカーを2950シリーズ・モジュールプラスチック ベルトで装備しました。DirectDriveスタッカー用に設計されたこのベル トは軽量かつ高強度で、耐用温度は-50°F~200°F(-46℃~93℃)で す。このベルトは用途要件を満たし、また、DirectDriveスタッカーでは、 各スパイラルがフリーザー内で最大数の階層を持つことができます。 ですから、縦のスペースの有効利用が確実に可能になります。そのソリ ューションが所定の要件と目標をすべて満たしていることを確実にす るため、イントラロックスの担当チームはVan der Lee Seafishと頻繁に コミュニケーションをとりました。

結果

DirectDriveスタッカーはVan der Lee Seafishの工場で2019年から 稼働しています。以来、Van der Leeがそのベルトにメンテナンスを施 したことはなく、定期点検も必要ありません。2本の効果的なスパイラ ルラインのおかげで生産能力は160%向上しました。そのソリューション はOEMによるCIP(定置洗浄)装置とともに、ライン柔軟性に不可欠な、 衛生作業労力の軽減と異なるSKU間の異物混入リスク低下をもたら しました。フリーザーキャビネットは温度が-4°F(-20℃)に達するため洗 浄は週1回ですが、これには1時間しかかかりません。イントラロックス のソリューションはVan der Leeの生産拡大目標達成と生産力増強に 役立ち、同時にメンテナンスコストと衛生作業時間を最小化しました。