イントラロックスのグローバル税務方針

本書は、イントラロックスと世界各地の子会社(以降「当社」)の2023年12月31日に終了する年度に適用されます。本書の発行内容は、2016年英国財政法附則19条の規定に適合していると考えます。当社の税務方針は、相互の信頼と非常に高い倫理基準に基づいたLaitramの企業理念に沿っています。この税務方針は、当社取締役の承認を受けています。

税務リスク管理

当社の事業体における税務リスクは、各地のそれぞれの財務チーム(米国、EMEA、アジア太平洋地域の各財務チーム)と、米国の税務チーム(資格を有する、社内の専門家で構成され、世界各地の納税状況を監視)が管理します。オランダに拠点を置くEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)財務チームは、必要に応じて外部企業の協力を得ながら、英国納税申告書類を作成処理または監督します。適宜、米国の税務チームが指導とサポートを行い、また必要に応じて特定の税務領域に詳しい社外の税務コンサルタントから助言を得ています。

税務計画に関する取り組み

当社がビジネスにおいて重視するのは、事業の方向性を左右する、主要な推進力です。このため、税務計画自体が経営上の意志決定を左右することはありません。当社の税務計画が目指すのは、各管轄区域の税法および規制を完全に順守することです。課税を回避することを目的とする、商業的実態のない取引に関与することはありません。適格で独立した、英国を含む世界各地の税務顧問の助言を仰ぎつつ、税務計画すべてが、各管轄地域の税法および規制を遵守します。課税を回避する手段としてタックスヘイブン(租税回避地)を利用する方針を採用することはありません。

当社が対応する関連したリスクのレベル

当社は、Laitramの企業理念に従い、税務機能を含め、企業活動のあらゆる側面において従業員が非常に高い価値を維持することに注力しています。あらゆる取引に税法を正しく適用し、税務リスクを最小限に抑えることが目標です。税法は複雑であり、これを解釈したうえで当社の企業活動に適用しなければならないことを承知しています。当社の有能で知識豊富な社内税務専門家チームが、コンプライアンスと税務リスクを管理します。社内では判断のつかないことがあった場合は、社外の税務顧問に、専門的で独立した助言を求めます。

英国歳入関税局(HMRC)との連携

当社は、専門的な部分について税務当局と連携することは重要だと考えています。この方針の対象は、HMRCだけでなく、課税対象の会社を置いているすべての管轄区域の税務当局すべてに及びます。HMRCのあらゆる情報依頼に対し、専門的な知識を持った担当者が即座に対応します。

2023年12月公開