工場の稼働時間が増えたらどんなことができる?
より多くを得てメリットを最大化する秘訣
- 洞察
- August 20, 2021

物を動かす仕掛けを持ち、誰もが使うものを、何でもいいから思い浮かべてみてください。できましたか?思い浮かべたものが何であれ、それは停止状態ではおそらく真の目的を果たさないはずです。車やエレベーターなどと同じように、食品加工ラインも静止させておくために作られたのではありません。運転するものなのです。
その運動、つまり、工場の稼働時間にはあらゆる作用が生じる可能性があり、それが突発生産停止を引き起こすことがあります。一部は、装置の破損や異物による事故など、発生すれば見てはっきりわかるものです。しかし、発見が難しく、ラインから効率を奪ってしまうものもあります。
魔法の杖を振って工場の稼働時間を増やすことができたら、その時間に何ができるでしょうか?答えはいくつもあり、(魔法を使わなくても)できることはきっと思ったより多いはずです。
私たちは、工場の稼働時間増加に役立つ可能性を持つ2つの領域を特定しました。
定期的生産停止時間の最大活用
定期的な生産停止はもちろん必要ですが、その時間はできるだけ短くすることが大切です。当社のエキスパートが推薦する解決策をここにいくつかご紹介します。
衛生効率
稼働時間増加対策の真のスタート地点は、装置の衛生設計です。コンベアを選ぶ際には、洗浄時にアクセスしやすい装置にすることを検討してください。そうすれば、衛生作業チームは短時間で入念に作業を行うことができます。
衛生設計は他の衛生課題への対応策にもなると、Commercial Food Sanitationのジェネラルマネージャー、Darin Zehrは指摘します。「製品の付着蓄積を抑えて製品ロスを低減するように設計された装置は、実際、洗浄時間の最小化までもたらしてくれるのです。衛生的な操業を築くため前段階に行った投資のおかげで、どれほどの稼働時間を取り戻せるか、知ったら驚くはずです。」
イントラロックスチームのひとことアドバイス: シフト前にミーティングを持つことを衛生作業チームに奨励しましょう。メンバーは共に前晩のできごとを振り返ったり、これからの衛生作業サイクルについて計画を立てたりできるようになります。
メンテナンスのストリームライン化
生産中に修理または点検が必要なときは1秒1秒が大切です。メンテナンス担当者は装置にすばやく容易にアクセスできなくてはなりません。適切な用具があれば、繰り返し作業に貴重な時間を取られすぎず、労力も減少します。
「当社はそのようなニーズに対応できるよう努めています。」と、イントラロックス北米食品事業部コマーシャルリーダーのDana Summerourは言います。「たとえば、ある当社製ベルトをどうしたら簡単に取り外すことができるでしょうか?このケースでは、メンテナンススタッフがコンベアベルトを開く必要があるときにロッドの取り外しプロセスを安全かつ効 率的に行うことができるよう、当社は専用の道具を開発しました。」

適切な用具があれば、メンテナンスチームは修理やその他の作業を短時間で行うことができます。上の画像はイントラロックスのベルトプーラー
定期的な生産停止時間を最大活用するにはもう1つ、予防保守チェックリストを利用するという方法があります。リストの始め方や既存リストを最新化する方法についてのヒントは、高度な提案が掲載されているこのダウンロード可能なガイドをご覧ください。