ベルトの寿命を延ばす
洗浄時のベルト材質と化学薬品の適合性を確保し、ベルトの寿命を延ばすには
- 洞察
- May 8, 2023

以前の記事では、食品コンベアに適切なベルト材質を選択する際に鍵となる要素について取り上げました。イントラロックスの技術者は、生産中にベ ルトが置かれる状況について特に考慮していました。
しかし、洗浄時や衛生処理時についてはどうでしょうか?
製品、用途、環境に応じてベルトの材質を選択することは、方程式の最初の部分に過ぎません。ベルトを設置し、稼働を稼働を開始した時点でベルト材質が適切でも、洗浄剤が間違っていれば、容易に損傷してしまいます。
それほど悪いことのように思えないならば、次ことを考えてみてください。コンベアベルト材質に適合していない化学薬品、または濃縮した化学薬品を使用すると、加工ラインに最悪のリスクをもたらすおそれがあるのです。こうしたリスクとしては、異物による汚染、製品の廃棄、予期せぬ稼動停止時間、ベルトの交換頻度の上昇によるコスト増、製品のリコールなどがあります。
ではどうすればいいのでしょうか?
それを確認するため、お客様がご存じないと思われる情報、ガイダンス、サービスを無償で提供している、Laitram*の高度な専門家集団、プロダクトスチュワードシップ部門の技術者に相談しました。

Laitramのプロダクトスチュワードシップ部門には、化学薬品検査や適合性など、幅広い職務を担うスペシャリストが在籍しています。
衛生処理作業員とコミュニケーションを取る
現場での経験やお客様との会話から、洗浄と衛生処理の大部分が、大規模食品加工施設に特化した第三者の企業に外注されていることを私たちは知っています。お客様の工場が外部の洗浄作業員を導入している場合は、そうした作業員と定期的にコミュニケーションを取る必要があります。
Laitramのプロダクトスチュワードシップ部門のケミカルスペシャリスト、Evan McSpaddenは次のように述べています。「多くの場合、工場の管理責任者が想定していることと、衛生処理作業員が実際にやっていることには隔たりがあります。たとえば、使用する化学薬品の濃度を衛生処理作業員が変えていることを、加工 業者側が把握していない例を見てきました」
簡単な解決策があります。第三者の衛生処理企業と定期的にコミュニケーションするのです。どのような洗浄用化学薬品をどのような濃度で使っているのかについて彼らに質問し、食品に直接触れる重要なベルトにそれが適合しているかを確認します。
イントラロックスチームからのアドバイス: 洗浄剤とベルト材質の適合性に適切に配慮することで、耐化学薬品性を確保し、ベルトの寿命を大幅に延ばすことができます。
多い方、濃い方がいいとは限らない理由を理解する
ベルトの洗浄時間を短縮するために、衛生処理作業員が化学薬品を誤用したり乱用したりすることが少なくありません。化学薬品の量を増やしたり、濃度を上げれば、ベルトをよりきれいに、より短時間で洗浄できると考えていることさえあります。しかし、そのようにするとベルトに悪影響を及ぼすおそれがあります。化学的な耐性が低い材質のベルトの場合は特にそうです。過剰にするとベルトの健全性に必ずしも良い影響を与えないものをいくつかご紹介します。
- 濃度: 化学薬品は、その用途に最も効果的な最低の濃度で使用するのが最適です。
- 温度: 基本的に、洗浄に使用する化学薬品の温度が10°C上がるごとに効果が2倍になり、濃度が上がります。